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■症状■

酸素の量が少なくなり、疲れやすくなる。

貧血は悪性貧血(巨赤芽球性貧血)と鉄欠乏性貧血が代表的。赤血球のヘモグロビン合成にかかわるビタミンB12と葉酸の不足から、赤血球そのものが不足するが悪性貧血。それに対し、貧血の大部分を占める鉄欠乏性貧血は、ヘモグロビンの材料である鉄分が体内で不足することが原因。疲れやすい・食欲不振・頭痛・立ちくらみなどが主な症状です。

■要因■

女性に多い鉄欠乏性貧血は、食事からの鉄不足が原因。

鉄欠乏性貧血は女性に多く、偏った食生活や無理なダイエットなどでス億時から摂る鉄の摂取量っが少ないことや、月経による出血で鉄が排出され足りなくなることが原因。妊娠中も多くの、鉄分が必要となるため、不足気味になります。

■診断■

血液検査で赤血球数やヘモグロビン濃度を測定。

赤血球数:男性(450万/㎕以下)女性(400万/㎕以下)

ヘモグロビン濃度:男性(12g/㎗以下)女性(10g/㎗以下)

ヘマトクリット:男性(35%以下)女性(10日%以下)  が貧血。

なお、赤血球をつくるにタンパうク質の高いアルブミン必要。

アルブミンに正常値は(3.5~5.0g/㎗)で(3.0g/㎗以下)は赤血球の生成に支障がでます。

※医療機関の検査法により、多少は正常値の誤差があります。

■治療■

病気の場合は治療を、それ以外は食事療法。

貧血と診断されたら背景に原因となる病気がないかを調べます。食事療法で改善されない場合は鉄剤を処方。数値が改善しても体に蓄える分の鉄が必要なため、しばらくは服用を続けます。

 

★改善のポイント(鉄分豊富な食品を、吸収率を高めるものと一緒に)★

鉄が豊富な食品をしっかり食べる。

月経中や妊娠中・授乳中・成長期の子供、痔や胃潰瘍など出血性の病気がある場合は鉄を特にとるよう心掛けてくださいf。鉄には、肉・魚など

動物性食品に含まれるヘム鉄は(25%)非ヘム鉄は(5%)と吸収率は異なりますが、食事のバランスを考えでちらも摂りましょう。

鉄が豊富な食品

動物性:レバー・マグロ・牛肉・カツオ・アサリなど。

植物性:小松菜・ひじき・大豆など

鉄の吸収を高める成分をとり、妨げる成分を避ける。

鉄は吸収されにくい栄養素です。特に吸収率が低い非ヘム鉄は、タンパク質やビタミンCなど、吸収を高める栄養素と一緒にとりましょう。緑茶など含まれるタンニンなど、吸収を妨げる成分も知っておきましょう。

▼鉄の吸収を高める成分

▼鉄の吸収を妨げる成分

食事のポイント(副菜には必ずビタミンC豊富な野菜・果物を)